昨日から、北岳、間ノ岳の登山について紹介しています。
今日は、北岳肩の小屋から、北岳山頂を経て、北岳山荘、間ノ岳まで行き、引き返す、というルートで紹介していきます。
昨日お伝えしましたが、私は天気予報を見誤ったため、間ノ岳からの絶景をお届けすることができません。
そこは失敗談として参考にしていただければと思います。
山の名誉のために強調しておきますが、間ノ岳は間違いなく絶景がみられる素晴らしい山です。
登山案内
北岳肩の小屋から、これから進む道を見上げます。まだ北岳山頂は死角になっていて見えません。
肩の小屋を過ぎると、結構急峻な岩場です。技術的な難易度はそう高くありませんが、今までの疲れもあるので慎重さを要求されます。
写真は昼間のものですが、ご来光を見るには暗い時間帯に登る必要がありますので、その場合ヘッドライトは必携です。
小屋から1時間30分ほどで日本第2峰、北岳の山頂に着きます。
北岳山頂からのご来光です。
ご来光の反対側には、唯一ここより高い山である富士山を見ることができます。
朝日に照らされる絶景。神秘的です。
北岳の影が見えました。朝は空気が澄んでいて、絶景がよりはっきり見えます。
初めて来たときは私はここで折り返して帰りました。
この後は写真を撮影した日が数年飛びまして、さらに天気が悪かったので霧の中の写真となります。
北岳から間ノ岳方面は、やや慎重さを要する岩場から始まります。
下りなのでより丁寧に歩きましょう。
北岳山頂から1時間30分ほど下ると、北岳山荘に到着します。
足の速い人は、広河原から北岳ン山頂を経て、ここまで一気に来られます。
7月は、山荘の周辺は雪が残ります。私が来たときは、登山道への影響はありませんでした。
北岳山荘を過ぎた後は、岩の淵を歩くルートです。
強風時はバランスに注意しましょう。
私が行ったときは風速20m近い風が吹いていて、よろけながら山頂に行きました。
天気予報をしっかり確認しないとこうなります。山梨県の平野の天気予報は、「晴れ時々曇り」で、私はこれだけを見て登山を実行したのです。
間ノ岳山頂の三角点です。
日本で4番目に高い山、間ノ岳山頂に到着です。
間ノ岳山頂から。本来ならばここから塩見岳や北岳、富士山などの絶景がみられるらしいです。
皆様はぜひ、ヤマテン、予報ガイダンスなどをしっかりと確認し、この写真のようなコンディションが予想されるときは、登山を中止する勇気を持ってください。
「麓だけでなく、山の天気を念入りに的確に調べること」、「悪天候が予想されるときは登山を中止できる勇気を持つこと」が、登山中
級者の条件の一つはだと思います。
当時の私にはこれが欠けていました。どうか反面教師にしてください。