昨日から尾瀬について紹介していますが、今日は尾瀬の山、燧ケ岳の登山を紹介します。
尾瀬ヶ原や尾瀬沼だけならハイキングレベルですが、燧ケ岳に登るなら登山の装備が必要です。
燧ケ岳は標高2356mで、東北地方最高峰です。
登山グッズ紹介はこちらから。
尾瀬沼の紹介はこちらから。その続きとして書きますので、長蔵小屋から、長英新道を通って山頂に至り、見晴らし新道を通って尾瀬ヶ原に至るルートを紹介します。
ぬかるんだ道や、小規模の岩場があり、中級者レベルの山です。
登山情報
山名 燧ケ岳
標高 2356m
山の位置 福島県
登山難易度 中級者向け
アクセス
こちらの記事を参照に尾瀬沼、長蔵小屋へアクセスしてください。
もしくは、野岩鉄道会津高原駅よりバスで2時間、沼山峠からの日帰り登山も可能です。
天気予報
ヤマテンでは、尾瀬、燧ケ岳の予報が発表されていますので、第一に確認しましょう。
予報ガイダンスで、上記に△で示したあたりの卓越天気、発雷確率もチェックしておくとより安心です。
1、ヤマテンで燧ケ岳の天気が「晴れまたは曇り」で、風速10m未満
2、予報ガイダンスで、「晴れ」で、発雷確率では無着色
上記2項目がすべてそろっていれば登山日和である可能性が高いです。
1、ヤマテンで、燧ケ岳の天気が「雨」または「雷雨」、注意書きに落雷や、大荒れの文言がある、風速15m以上
2、予報ガイダンスでは、「雨」だったり、発雷確率が10%以上
上記2項目のうち1つでも当てはまれば登山は見合わせるか、そうなる時間より前に山小屋に入るか下山しましょう。
登山案内
前日長蔵小屋に宿泊したら、朝は早朝出発を心がけましょう。尾瀬は雷も多い地帯なので、なるべく午前中に行動の目安を付けます。
早朝の静かな尾瀬沼の風景もいい感じです。
尾瀬沼の周辺を20分ほど歩いて、長英新道に取りつきます。ここからは燧ケ岳を目指した本格的な登山道になります。
長英新道は、長蔵小屋の2代目の主人、平野長英氏(1903-1988)が開いた登山道です。
きつい急こう配はありませんが、雨の後などは道が受かるんでいて歩きにくいです。
ここからは展望がなくなり、樹林帯のうす暗い、ぬかるんだ道を歩いていきます。登山口の標高は1680mほど。
樹林帯を登っていきますが、時々木々の間から尾瀬沼が見下ろせます。
徐々に木々も背が低くなり、森林限界に達します。
そのまま歩いていくと、別の登山道と合流し、ミノブチ岳という、視界の開けた小ピークに出ます。
さらにいくと、燧ケ岳2番目のピーク、俎嵓(まないたぐら)・標高2346mに到着します。
ちょっとした岩場を進んでいきます。
一旦岩場を下って鞍部に出て、その後またのぼりつめたところに、東北地方の最高峰、燧ケ岳山頂です。
東北最高峰から見る絶景です。私が昇ったときは、最初霧の中だったのですが、1時間30分くらい待ってようやく数十秒だけ視界が明けました。上はその時の写真です。
初めは、岩場をトレースしながら、やせ気味の尾瀬を歩いていきます。
青空、眼下には尾瀬沼や尾瀬ヶ原の絶景が広がります。
絶景を楽しみながら、燧ケ岳の尾根をしばらく下っていき、登山道は樹林帯へと突入していきます。
樹林帯の中での結構急な下りです。山頂と見晴(麓)の標高差は940mほどあり、尾瀬の中でも最も大きいものの人るです。
結構つらいところです。
急坂を経て木道に出ると難関突破です。あとは木道の上を20分ほどスラスラ歩いていくと見晴です。
見晴到着。山小屋がたくさんあるので、ここで昼食をとれます。山小屋のカレーは格別ですね。
明日は見晴から尾瀬ヶ原を経て山の鼻まで行く ハイキングルートを紹介します。