今夜から3日間に分けて槍ヶ岳と穂高岳の登山を紹介します。
槍ヶ岳は標高3180mで日本第5峰。先のとがったシルエットが、登山者にあこがれを引き立てます。
奥穂高岳は標高3190mで日本第3峰。穂高連邦の最高峰です。
ともに、北アルプスを代表する名峰。どちらも山頂付近に険しい岩場があり、それまでにも急坂があって距離も長い、上級者向けの山です。
両山とも、上高地から登るルートが一般的です。上高地から横尾までは、槍ヶ岳、奥穂高岳ともに同じルートです。横尾から槍ヶ岳方面、奥穂高岳方面に分かれます。
今日はこの共通のルート横尾まで紹介します。通常の登山道でも、川の北側の自然探求ルートのどちらを通ってもいいと思います。
横尾までは車道のような太い道で緩やかなルート。観光客に交じりながらのんびり川のせせらぎと森林浴を楽しむことができます。
登山情報
山名 槍ヶ岳/奥穂高岳
標高 3180m/3190m
山の位置 岐阜県、長野県
登山難易度 上級者向け(両山とも)
アクセス
JR松本駅より、松本電鉄30分、新島々駅よりバスで1時間5分、上高地下車
松本電鉄もバスも早朝からダイヤが充実しているので、交通機関がおススメです。
電車、バスで行く場合は松本駅近くで前夜泊です。松本駅にはビジネスホテルもありますので、サイドバーの宿泊予約のサイトから検索してみてください。
また、近くにはネットカフェもあります。
駅構内にシートを敷いて寝る強者も結構います。
連休初日の早朝などは、混雑によりバス乗車に若干時間がかかることはありますが、臨時便で対応してくれます。
また、季節によっては、各都市から夜行バスも出ていて非常にアクセスが便利な登山口です。
各都市(東京、大阪、名古屋)からの直行高速バスはこちら。
天気予報
ヤマテンでは、槍ヶ岳、奥穂高岳ともにの予報が発表されていますので、第一に確認しましょう。
予報ガイダンスで、上記に△で示したあたりの卓越天気、発雷確率もチェックしておくとより安心です。
1、ヤマテンで槍ヶ岳、奥穂高岳の天気が「晴れまたは曇り」で、風速10m未満
2、予報ガイダンスで、「晴れ」で、発雷確率では無着色
上記2項目がすべてそろっていれば登山日和である可能性が高いです。
1、ヤマテンで、槍ヶ岳、奥穂高岳の天気が「雨」または「雷雨」、注意書きに落雷や、大荒れの文言がある、風速15m以上
2、予報ガイダンスでは、「雨」だったり、発雷確率が10%以上
上記2項目のうち1つでも当てはまれば登山は見合わせるか、そうなる時間より前に山小屋に入るか下山しましょう。
登山案内
今日紹介するのは横尾までの3時間ほどの平坦なルート。横尾まではウォーミングアップのつもりで、散歩気分で自然を楽しみましょう。
上高地。早朝から登山客でにぎわいます。ここで登山届を提出してから槍ヶ岳、もしくは奥穂高岳を目指しましょう。
梓川にかかる河童橋。上高地は登山基地でもありますが、観光地でもあります。この橋を渡ると、観光ホテルや山小屋、お土産屋さんが立ち並びます。
梓川の清流を望みながら朝ご飯を食べると格別においしいです。
梓川のせせらぎを聞きながらわずかずつ標高が上がっていきます。
一般的な登山道の北側にある自然探求路沿いにある明神池。池の向こうに奥穂高がそびえます。なんとなく利尻島のオタトマリ沼と似た風景に思えました。
自然探求路と標準の登山道の合流地点です。
上高地から標準タイムで3時間。足の速い人なら2時間ほどで、横尾に到着です。
ここからは槍ヶ岳方面と奥穂高岳方面のルートに分かれます。
槍ヶ岳はこちら
奥穂高岳はこちら