今日から4日間、尾瀬の魅力を紹介します。
尾瀬は、群馬県、福島県、新潟県にまたがる国立公園で、春夏秋、素晴らしい景色を見ることができます。
ハイキング程度から、中級程度の登山まで、体力に応じて楽しむことができます。
尾瀬沼に行くには、大清水か、沼山峠からのアプローチになります。沼山峠の方が、尾瀬沼まで少ない標高差で行けて人気ですが、その分ツアー客などで混み合います。
個人的には大清水からの入山をオススメします。標高差は大きいですが、情緒あふれる山道を静かに歩くことができます。
気軽にハイキングできますが、山岳地帯です。ヤマテンで尾瀬の天気を確認しましょう。
あと、尾瀬の山小屋は完全予約制なので注意です。

今日から4日間かけて上写真のルートで紹介します。
沼山峠 野岩鉄道会津高原尾瀬口よりバスで2時間
尾瀬ハイク案内
大清水からのアプローチを紹介します。大清水(標高1180m)から、一ノ瀬、三平峠を経て尾瀬沼に行きます。
大清水~一ノ瀬
大清水から、まずは一ノ瀬休憩所を目指します。一ノ瀬休憩所までは距離にして3km強。ここの道は車も通れるほどの道幅で、傾斜も緩く、街を歩くスピードで登ることができます。
一ノ瀬休憩所へ到着。ここでトイレを済ませたら、次は三平峠を目指していきます。この休憩所を過ぎて、橋を渡ると、これまでの広い道は終わり、細い山道に変わり、いままでよりも傾斜はややきつくなります。
一ノ瀬~尾瀬沼
足ふきマットがあります、尾瀬には貴重な植物があり、外来種に荒らされないよう、ここで靴底をしっかりゴシゴシします。
山道に入って、今までよりはちょっときつくなるけど、登山道は良く整備されていて、歩きやすいです。少し息は切れてくるけど、森林浴を楽しみながら、標高を上げていきます。
急坂の途中、湧水が飲める場所があります。これが有名な岩清水。口に含むと、ひんやりとしていて、疲れが癒されます。
標高1762mの三平峠。この峠は、周囲が樹林帯なので展望は利きません。ここまでくると、尾瀬沼はあと一息。ここからは、良く整備された山道を下って行き、尾瀬沼を目指します。歩きやすく木道が整備されていますが、雨上がりなどは濡れていて滑りやすいので注意が必要です。
三平峠から20分ほど下ると尾瀬沼が広がります。綺麗な湖の向こうには、東北地方最高峰の燧ケ岳がそびえたっています。燧ケ岳の登山情報は明日お伝えします。
尾瀬沼
尾瀬沼の周りの遊歩道は、樹林帯と尾瀬沼が良く見える場所を繰り返し、木々の間からキラキラと輝く湖面が見れるのも魅力的です。周りは湿地帯になっていて、夏の緑、秋の黄色や赤もとてもきれいです。


尾瀬沼の中にある沼尻休憩所。ここで軽食をいただくこともできます。
長蔵小屋です。尾瀬沼だけなら日帰りでも行けなくもないですが、せっかくなので山小屋に泊まりましょう。夕景や、星空もまた格別です。
長蔵小屋は山小屋ですが、完全予約制。予約がないと止まれないので注意しましょう。(尾瀬の山小屋はみんなそうです)
長蔵小屋には、お風呂があって、(ただし石鹸の使用はNG)山歩きの疲れを癒すことができて快適です。
夕暮れの燧ケ岳です。宿泊者のみがみられる贅沢な光景ですね♪
尾瀬は、アプローチする場所によっては、気軽に立ちいれますが、山岳地帯です。天気に関しては、事前にきちんと確認し、急変にも対応できる処置をとりましょう。
尾瀬沼だけなら、登山靴まではなくても大丈夫だと思いますが、歩きやすい靴で行きましょう。
貴重な植生がたくさんあります。美しい尾瀬は、破壊しようとする権力と戦い、またつぶされた植生を懸命に回復させてきた、先人たちの努力によってあるものです。決して荒らさないように。木道のあるところで、木道の外に出てはいけません!!
ルールを守り、楽しい尾瀬ハイキングを満喫しましょう。